ディスカスに適した水質

ディスカス飼育に適した水質とは、アマゾンの水に近い水を示します。 ここでは、ディスカスに適した水質と、その作り方を説明したいと思います。

アマゾンの水

アマゾンでは、ジャングルの腐葉土から抽出された水が川に流れ込むことにより、水が黒く色付きます。 枯葉や木の根の成分を含むアマゾンの水をブラックウォーターと呼びます。 ブラックウォーターは硬度の低い軟水で、弱酸性(pH6.5前後)となっています。 つまりディスカスはこのような環境を望み、このような環境であれば安心します。

水の作り方

さて、日本の水は軟水の場所が多く、ディスカス飼育に適していると言えるでしょう。 しかし、もちろん硬度の高い場所もあります。 あまり硬度が高い場合には調整剤等を使用する必要がありますが、若干(ここでの若干とは硬度が3程度です)であれば、ディスカスもそれほど気にならないようですので、そのまま使用しても問題ありません。

pHも弱酸性が好ましいですが、そこにこだわる必要はありません。 ディスカスは適応能力が高いので、硬度やpHよりも、やはり生物が生存するためのろ過バクテリアを充実させてあげることに専念することが良いと思われます。

ちなみにここに出てくるpHや硬度という言葉ですが、皆さんも中学生の頃聞いたことがあると思います。 pHとはアルカリ性、酸性を示す値です。 7.0を中性とし、それより高いとアルカリ性、低いと酸性となります。 また硬度ですが、水にどれだけミネラルが含まれているかを示す値となります。 日本では通常2〜3程度で、高いところではそれ以上、お米やお酒の有名な産地ではそれ以下の軟水となっています。 pHは専用の測定器が各メーカより販売されておりますので、それらのpHメータをご使用下さい。

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