浮袋障害対処法

地上で生きている生物が三半規管でバランスを取っているように、水中に住む魚類は浮袋でバランスを取ります。 これにより正しい姿勢で泳ぐことができるのです。

ところがこの浮袋のある位置がずれることがあります。 その原因は多くの場合、栄養過多による内臓脂肪のつき過ぎで浮袋を圧迫し、位置がずれるというものです。 原因不明で発生する場合もあります。

その結果、ディスカスは下を向いて泳いだり、横向きに泳いだりします。 これを浮袋障害と言います。 浮き袋障害の又の名を転覆病とも言います。

浮袋障害になるとその完治する割合は50%です。 治るかどうかは治療してみないと分かりません。

その治療方法は以下の通りです。

まず、飼育水の水位をディスカスの体の高さに合わせます。 これによりディスカスを強制的に正しい姿勢で泳がせます。 これを3日間続け、水位を元に戻します。 これで治っていれば、浮袋が正しい位置に戻り治ったと判断します。

しかし、この治療法を実施してもまだ下を向いて泳いだり、横を向いて泳いでいた場合には、先の治療法を3回ほど繰り返して下さい。

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