ディスカスの孵化・稚魚育成
上手く産卵、放精され、親魚も成熟していると産卵から3日ほどで卵の中に黒い点が現れ、そして5日後から徐々に孵化していきます。 孵化したばかりの稚魚は尾を振り、その尾が次第にまわりの稚魚同士からまって、塊になってきます。 動き出す稚魚も出始めると親魚は自分の元へ稚魚を集めます。それは一瞬稚魚を食べているように見えますが、口でくわえて運んでいるのです。
それからさらに3日ほどすると、今度は徐々に親魚の体から出るディスカスミルクを食べるため稚魚達は親魚に体着し始めます。親魚が稚魚を育てる姿は魚類では珍しく、ディスカスの大きな魅力の一つです。
体着後、1週間くらいからブラインシュリンプを徐々に与え始めます。3日ほどすると全体的に食べ始めます。そして稚魚達は徐々に大きくなっていきます。 稚魚が5mmくらいになると親魚のハンバーグを食べ始めますので、大きくなる速度も速くなっていきます。
繁殖時のろ過ですが、スポンジフィルターが良いでしょう。稚魚の孵化から体着まではフィルターは切っておきます。体着後はフィルターを再稼動させ、ろ過を効かせます。
こうしてディスカスは子孫を残していきます。